
在職老齢年金(年金と給与)
60歳を過ぎ、年金をもらいながら働く時、条件によって年金額が減額されることがあります。この条件を正しく理解しましょう。
チェック1 厚生年金に加入していますか?
年金の減額は、厚生年金に加入している場合のみ行われます。個人事業の会社で働く場合や、短時間勤務で社会保険に加入しない場合は、年金の減額はされません。
チェック2 減額されるのは、厚生年金の部分です。
65歳から支給される老齢基礎年金は、全額支給されます。
チェック3 60歳台前半と65歳以上では、減額される額が違います。
チェック4 総報酬月額の計算には、その月以前1年間の賞与が含まれます。
チェック5 厚生年金に加入を続ければ、退職した時点でもらえる厚生年金の額が増えます。
厚生年金の受給
厚生年金は1カ月でも加入していれば、受給する権利があります。
ただし老齢年金を受給するには、国民年金、厚生年金、共済年金で合計10年加入していることが必要です。
保険料を支払うことが難しい時は、様々な免除制度がありますので、加入の手続きはしておきましょう。